変な人が多いです。
みんな美術部に対してそう思ってるよね? そうだよ。変な人が多いよ。
だって、美術って「いかに人と違う作品が作れるか」「今までこの世界になかったものか」が求められる世界だから、人と違った思考や捉え方、感覚が求められるわけ。
誰かがすでに作った作品を自分が作っても、パクリだね、と言われておしまい。
あなたが作る意味ある?って言われておしまい。
だから美術部はみんなオリジナリティを模索し続けている。
ありきたりな思考や捉え方、感覚では、ありきたりな作品しか作れないから。
相撲部に大きい人が多いように、陸上部に足が速い人が多いように、美術部に変な人が多いのは当たり前のことなのです。多分。
でも、全員が変な人ってわけじゃないよ。
相撲部に細い人がいるように、陸上部に足が遅い人がいるように、美術部にも変じゃない人はいます
「今までこの世界になかったものをつくろう」と意気込んでいる人ばかりではないのです。
あと、変人と呼ばれたい人がいます。その方がアーティスティックだから。
上述のように美術部にとって「変」はある意味ステータスだから。
わざと奇抜な恰好や発言をして「変わってるね」と言われて、嫌がってるそぶりを見せながら、内心、喜んでいます。
でも本当の変人は自分のことを変だと思っていません。それが当たり前だから。むしろ周りがおかしいとさえ思っています。本当の変人は「変わってるね」と言われると嫌がります。
美術系へ進学したい・趣味・逃避
美術部は大別すると、美術系の高校や大学に進学したいガチな人と、趣味・オタ活のためな人と、運動部は嫌だが帰宅部も嫌なのでとりあえず美術部な人の3タイプがいます。
美術部の色はこの3タイプの割合で決まります。
ガチ勢が多い場合、デッサンや講評会をガンガンやって、実力主義の世界になりがちです。
オタクが多い場合、イラスト作品多め、おしゃべり多めで他を寄せ付けない独特な世界になりがちです。
とりあえず美術部が多い場合、幽霊部員・サボりが横行し、真面目な部員だけで細々と活動する弱小部になりがちです。
とはいえ、極端に偏ることは稀なので、この3タイプの絶妙なバランスで成り立っているのが大体です。
そもそも美術って基本的に個人活動だから、チームプレイって概念が希薄。
それぞれのタイプが干渉しすぎず混在し、好き好きに活動・サボる。それが美術部。
結論:やっぱり変な人が多い
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